研究職の向き不向き(タップで詳細に飛びます)
はじめまして。私(@hoheikun_cheme)は、大学院卒業後に化学メーカーで研究開発職として働いています。

研究職の仕事に興味あるけど、向き不向きってあるの?
自分が向いてるか知りたい
結論:研究職は向き不向きがはっきり分かれる職種です。
- 研究職に向いている人→天国
- 研究職に向いていない人→地獄
冗談抜きでこのくらい違います。
幸い私は研究に向いていたので、毎日楽しく働けていますが…。
向いていない人からすると、おそらく苦痛です。
ということで本記事では、研究職の向き不向きを現役化学メーカー研究職の視点から徹底解説していきます。
研究職転職後に「合わなかった」と後悔しないためにも、ぜひ最後までご覧ください。


研究職が向いている人の特徴・性格


研究職が向いている人の特徴を
- 私の経験
- 知人の声
- SNSの声
をもとに紹介していきます。



3つ以上当てはまれば研究職の適正あり
大学院時代の研究が嫌いじゃなかった
ここは1番最初に確認すべき重要なポイントです。
大学時代の研究生活が嫌いだった人、研究をやりたくなかった人は絶対に研究職に向いていません。
逆に、研究生活が好きじゃないけど嫌いじゃなかった人は、研究職に問題なく馴染めると思います。



研究室にいたような人が企業の研究所にもいます
デスクワークに集中できる
実は研究職は、実験データ整理や資料作成などとデスク作業が多いです。
つまり
- 黙々と作業するのが好き
- パソコンが苦にならない
- 長時間座ってても大丈夫
こういった方は研究職に向いている可能性があります。
Excelのデータ整理が得意
Excel等のデータ処理が得意な方は、研究職に向いています。
理由は研究職では実験データ整理で、1番使うソフトがExcelだから。
実験データを
- 分析
- 整理
- 修正
する際に、Excelを使う機会が多いです。
実際私が入社後一番最初に触ったのもExcelでした。
「関数」や「マクロ」が使える方は作業効率も上がるため、かなり重宝されます。
ただ、Excelは使えば使うほど慣れてくるので、最初からカンペキである必要はありません。
入社後、もしくは入社前に勉強し、徐々に身につけていくことをおすすめします。



どうしても不安な方は、MOSを取得されることをオススメします


タスク管理が得意
研究職には
- 資料作成
- 実験データの管理
- 他部署からの依頼
など、複数の業務が発生しやすい傾向にあります。
そこで活きるのがタスク管理能力です。
タスク管理能力のある方は、業務も効率的に回せるため重宝されます。
普段から
- タスクが発生したらメモする
- 重要度の高い or すぐ処理できるタスクから進めていく
こういった意識をされてる方は、研究職でも活かせるのでおすすめです。
素直でまじめ
素直でまじめな方は研究職に向いています。
なぜなら研究職は
- 特許
- 論文
など、数多くのルールに則って作業する必要があるから。
これに対して「こんなルールはおかしい!私は私のやりたいようにやる!」という方は、研究職の仕事が窮屈に感じてしまうでしょう。
周りから「素直だね」「真面目だね」と言われる方は、研究職に多い印象です。



研究にはまじめで温厚な人が多いですね
心配性
「これであってる?なんか間違ってる気がするな~このままで大丈夫かな?」
このくらい心配性な方は、研究職に向いています。
こういう方は、ミスをしない分、後々苦労するというリスクを回避しているからです。
ミスが少ないと
- 自分もストレスなく働ける
- 信頼されて社内での居心地も良い
といった状態につながるため、研究職でも比較的楽しく働けます。



実験ミスによる修正も少ない方がストレスなく進むよ
数字を扱うのが得意
数字の扱いが得意な方は間違いなく研究職向きです。
理由は、研究職にとって数字は仕事ツールそのものだから。
日々の仕訳から、それをまとめる決算書まで全て数字で構成されています。
この数字を見て抵抗がなかったり、分析したりできる方は研究職でも必ず重宝されます。
説得するのが得意
説明が得意な方は研究職に向いています。
研究職は黙々と実験をするイメージもありますが
- 上司
- 関係部署
などに説明を求められることもしばしば。
説明力があるだけでやり取りの時間短縮にもなり、ストレスや残業時間削減などにも繋がります。
新しい業務に挑戦するのが好き
研究職は
- 実験
- 論文
- 技術文書
などなど、業務内容はホントに幅広いです。
その中でも単純な業務しか任されていない方は、「将来AIに仕事を取られる可能性」も十分ありえます。
そこで必要になってくるのが新しい業務に挑戦する意欲です。
研究職として働き続けるためには、常に新しい業務に挑戦する姿勢が必要になります。


研究職に向いていない人の特徴・性格


研究職に向いていない人の特徴・性格は以下3つ
ミスや失敗を隠そうとする
ミスや失敗をした際に
- 怒られたくないから隠す
- 「これくらい大丈夫」と思ってスルーする
こういった行動をとる方は、研究職には向いていないかもしれません。
それが後になって発覚→地獄を見るのが研究職だからです。
チェック時につけが回ってくるので、自分はもちろん、周りにも迷惑をかけてしまいます。
常に隠し事をしてしまう方は、長い目で見て苦労してしまう点は頭に入れておきましょう。
勉強するのが嫌い
勉強するのが嫌いな方は、研究職で働き続けるのは難しいです。
常に「技術」、「論文」、「特許」をキャッチアップする必要のある研究職では勉強が必要不可欠。
また、資格や知識を習得し、ステップアップするためにも勉強する必要が出てきます。
好奇心・向上心を持って新しい技術を知ることが苦痛・面倒と感じる方には難しいかもしれません。



会社から積極的に学会に行って情報収集するように勧められますよ
同じことを続けるのが苦手
同じことを続けるのが苦手な方は、研究職には向いていないかもしれません。
研究職の実験は同じ作業を何度も繰り返す仕事がメイン。少し条件を変えて何度も同じ実験をします。
もちろん成長すれば、様々な業務が受けられますが。
入社して数年は、同じような仕事(実験)の繰り返しである可能性が高いです。
毎日変化のある刺激的な仕事を求める方にとっては、研究職は合わないと感じるでしょう。
研究職に向いている方がすべきこと
ここまで記事を読んで「研究職向いてるかも!楽しそう!」と感じた方は…。
研究が天国のように感じるでしょう。
ぜひ「研究職」への道を目指してみてください。
とはいえ、未経験から研究職へ転職するのは簡単ではありません。
理由は研究職は経験者の優遇される世界だからです。
もし少しでもラクに研究職へ転職し、楽しく働きたいという方は『未経験から研究職になる方法』をぜひあわせてチェックしてみてください。


研究職に向いていない方は他の道も検討しよう


もし「研究職向いてないな…」と感じた方は、ムリに研究職を目指す必要はありません。
研究職以外にも素晴らしい職種はたくさんあります。
むしろ研究職に適正がなかった方は、他の職種に適正があることが多いです。
ぜひほかの職種も検討してみてください。



化学メーカー内にも色々な職種があるので、必見です


まとめ
一括りにいっても化学メーカーには様々な職種があります。自分にあった職種を探してください。
もし自分に合う職種がわからない場合は、転職エージェントに無料相談してみてください。
『おすすめの転職エージェント』に相談すれば、自分にあった職種をみつかること間違いなしです。
完全無料で利用可能


最後までお読みいただきありがとうございました。
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よければ他の記事も参考にし、楽しい研究者ライフを送るための判断材料にしてください。






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