
未経験歓迎ってホント?
応募しても全然通らないし嘘じゃない?
企業は「未経験歓迎」と表記していますが、なんだか怪しいですよね。
私も未経験歓迎の求人に期待しすぎて、落ち込んだ経験があります…。
実は「未経験歓迎」という字面をそのまま鵜呑みにするのは危険です。
本記事では、未経験歓迎の
- よくある勘違い
- 本当の意味
について徹底解説していきます。
実際に「未経験歓迎求人から内定をもらった方法」も解説していくので、ぜひ最後までご覧ください。
本記事を読めば、未経験でもやるべきことが明確になり、安心して行動できますよ。
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「未経験者歓迎」は嘘?よくある2つの勘違い


「未経験者歓迎」に関するよくある勘違いは以下の2つ。
未経験歓迎には3つの種類がある
未経験歓迎の種類は大きく分けて3つです。
以下の表をご覧ください。
種類 | 説明 | 例 |
---|---|---|
業界未経験 | 業界の経験がない | 製造業→IT企業 |
職種未経験 | 職種の経験がない | 研究職→システムエンジニア |
社会人未経験 | 正社員の経験がない | 現役大学生、ニート |
このように、同じ「未経験歓迎」であっても、中身の意味が異なります。
つまり
- 業界未経験歓迎の求人→職種未経験者が応募
- 職種未経験歓迎の求人→業界未経験者が応募
こういったケースだと、問答無用で落とされてしまうんです。
「未経験歓迎」の中身は、求人票等をしっかり確認して応募する必要があるということですね。
未経験が「有利」ではない
「未経験歓迎」は「未経験者が”有利”」という訳ではありません。
あくまで「未経験でも応募していいですよ」という意味合いがほとんどです。
つまり
「経験者が集まるならそれでOK。いい人が来なければ未経験でもいいかな」
くらいの温度感ですね。
もちろん優先的に未経験者を歓迎している求人もあるにはありますが、、、
基本的には経験者の方が優遇されるという事実は把握しておいたほうが良いでしょう。



未経験で入社して歓迎されているという気持ちでいくと
痛い目をみてしまいますよ
「未経験歓迎」の求人を出す企業側の意図は?





そもそもなぜ企業は未経験歓迎の求人を出すんでしょうか?
字面をそのまま受け取ると、勘違いしてしまいますよね。
ここでは「未経験歓迎」の求人を出している企業側の意図を4つ紹介していきます。
離職者が多いのでたくさん採用したい
まずは「離職者が多いからたくさん採用したい」という企業。
これは、すぐやめることを前提で、常に求人を出し大量採用しています。
市場価値が低い未経験者を募集して「上手くハマれば儲けもん」という意図で求人募集していますね。
これはご想像の通り、ブラックな職場が多いです。
離職者が多いサインとしては、
- 募集期間があまりにも長い
- 内定前提で話が進んだ
- 面接したその場で内定が貰える
などが挙げられます。
これらの話が出てくる企業は入社しないよう注意が必要です。



簡単に内定をもらえてしまう企業には注意が必要ですね
経験者の応募するハードルを下げたい
未経験歓迎の記載がないと、本来実力のある経験者も
- どのくらい経験がいるんだろう…
- 自分の経験だと通用しないかな…
と、応募してくれないケースがあります。
その機会損失を防ぐためにも「未経験歓迎」と記載して、経験者の応募ハードルを下げている企業は多いです。
とりこぼしを防ぐために行ってる手法なので、当然未経験者は採用してくれません。
こういった求人は見分けがつきにくいため、かなりやっかいですね。



明らかに経験者目線で記載されていると感じたら
応募しない方がいいかもしれませんね、、、
優秀なら未経験でも採用したい
求人の中には「優秀なら未経験でも採用したい!」という企業もあります。
未経験であっても
- 知識
- 前職の経験
- ポテンシャル(地頭)
など、何か光るものがあれば、未経験の採用も考えているということですね。
「ポテンシャル重視」などの記載がある求人は、未経験者も採用してもらいやすいためぜひ狙ってみてください。



若いうちはポテンシャル採用される場合が多いので
応募してみるといいですね
社内の活性化を図りたい
ケースとしては少ないですが、文字通り「未経験者を歓迎している」といった企業もあります。
理由は、業界未経験者をあえて採用して、社内の活性化を図りたい企業ですね。
業績が好調だから「若者を採用して育成していきたい」という企業は少なからず存在します。
目安としては、求人票に「事業拡大のための増員」と書かれている企業が狙い目です。
こういった企業はホワイトである可能性が高く、見つけたら即応募してみることをおすすめします。
「未経験歓迎」の求人をうまく活用するコツ





企業側の意図は理解できたけど
求人をなにをすればいいかわからない、、、
安心してください。
「未経験歓迎」の字面に騙されないために、求人をうまく活用するコツを伝授します。
具体的なコツは以下の3つです。
未経験者に価値があるかを考える
まずは「未経験者が応募することに価値があるか」を考えましょう。
判断基準としては、求人票に
- ポテンシャルを重視している
- 実務経験はなくてもいいけど、資格は必要
など、実務経験以外を求めている記載があるかをチェックすること。
こういった企業は、素直に実務経験以外も求めているケースが多く狙い目です。



自分がこの企業の採用担当なら未経験者を取るかな?って考えてみるのがポイントです
ネットの評判を確かめる
ネットの評判を確かめるのも大切です。
理由は、その会社の評判が良くも悪くもハッキリ示されるから。
「会社名 評判」で検索すると、
- 現役で働いている人
- 過去に働いていた人
などのリアルな意見が出てきます。
ぜひ応募時の参考にしてみてください。
また、口コミサイトの「Openwork」や「就活会議」などを活用してみるのも手です。



忖度ない意見をみたいならX(旧Twitter)もおすすめです
企業の詳細を知る
企業の詳細を知るのも「未経験歓迎」のワナに騙されない上では必要です。
詳細が分かると、
- この企業はブラックじゃないか
- どんな人を採用したいのか
などが明確になります。
しかし求人票やホームページの内容では、情報が不十分ですよね…。
そこで役立つのが転職エージェントです。
転職エージェントなら企業の詳細をかなり細かく教えてくれます。



転職するなら
転職エージェントを活用しない手はありません
未経験業種にチャレンジすること自体は悪くない


この記事を見てくださっているということは、未経験職種にチャレンジしている方が多いはずです。
実際、今の業種に不満を抱えたまま働くのは、未来が明るいとは言えないので…。
その選択には、ぜひ背中を押したいと思います。
また、未経験でも
- ポテンシャルがある
- 前職のスキルが活かせる
- 職場に新たな風を吹き込める
など、良い部分があり、それが武器になることもあります。
全てが不利になる訳ではないため、ぜひチャレンジしてみてください。
未経験からの転職で不安のある方は、「moto」さんがおすすめしている軸ずらし転職を実践してみてください。
【まとめ】未経験歓迎は注意すれば活かせます!


未経験歓迎と記載がある求人には
など、企業によって様々な意図があるため注意してください。
そんな企業が多い中、未経験歓迎のワナに引っかからないためには
といった工夫が大切です。
こうすることで、無意味な求人に応募することなく転職活動が進められます。
「未経験歓迎」と記載のある求人でも、活かし方次第ではホワイト求人も見つかります。
ぜひ本記事の内容を何度も読み返していただき、自身にあった求人へ転職してもらえれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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