・研究職は勝ち組なのか
・研究職の年収
・研究職に転職する方法
はじめまして。私(@hoheikun_cheme)は、大学院を卒業後に化学メーカーで研究開発職として働いています。
研究職は専門性の高い仕事であり、平均年収が全国平均に比べて高いことで知られています。
この記事では、研究職が勝ち組なのか、年収、残業時間のデータをもとに現役の化学メーカー社員がお答えします。

最後に「どうやって研究職になるのか」について解説しているので最後までご覧ください
- 現役化学メーカー研究職
- 国立大卒化学工学専攻
- 化学メーカー転職市場を熟知
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研究職は勝ち組なのか?


研究職は高度な専門知識や技術をもとに仕事を行うため専門性が身につき、業界内での評価も高まります。そして、創造性の高い仕事を行うことが多く、市場価値が高い傾向にあります。
生産工程管理のようなルーティンワークが少なく、成果を出すことでやりがいを感じやすく、将来的なキャリアパスも多様であるため、長期的に見ても有望な職業と言えるでしょう。
また、研究職は安定した職業であり、大手の企業や研究機関の手厚い福利厚生の恩恵を受けられるだけでなく、専門性が高いがゆえに変わりがおらず人事異動の少ない部署でもあります。
・専門性が高く市場価値が高い
・ルーティンワークが少なくやりがいを感じやすい
・安定した職業で人事異動が少ない



研究職の年収、残業時間のデータをもとに勝ち組かどうかを検証していきます
研究職の平均年収は574万円


結論:研究職の平均年収は574万円です。
この結果は、以下
- 厚生労働省
- 日本労働組合総連合会
- doda
の3つの化学メーカー研究職のデータをもとに算出しました。


化学メーカーの平均年収(日本労働組合総連合会)→613万円
全国の平均年収が440万円と言われているので、化学メーカー研究職の平均年収である574万円は高めといえます。
これは研究職が専門的な仕事をするというのも少なからず影響しているのでしょう。
ただ
- 年収1000万超えの研究職も多い
- 年収200万代の一般事務寄りな社員もいる
など、差が大きいということは頭に入れておいてください。
研究職の給与は多様な要因によって決まりますが、専門性を高めることで高収入を得るチャンスが広がります。



化学メーカー研究職の月収を大公開しているのでチェックしてください


研究職の残業時間は20時間


研究職の残業時間は月平均で20時間です。
膨大な求人データをもつ「転職エージェント」のデータを紹介していきます。
以下画像を見ると「モノづくり系エンジニア・基礎研究」の残業時間は20.6時間。


出典 : doda
「素材/化学/食品系エンジニア」では、22.8時間となっています。


出典 : doda
全国の平均残業時間が13.5時間(厚生労働省毎月勤労統計調査令和6年分結果確報)と言われているので、化学メーカー研究職の残業時間である20時間は多い方といえます。



私の残業時間も公開しているので
チェックしてください


研究職に転職する7つのポイント


研究職が平均年収、やりがい、安定性といった観点から「勝ち組」とわかりました。では、未経験から研究職に転職することは可能なのでしょうか。
ずばり、未経験でも研究職への転職は可能です。ただ簡単ではないというのも事実。
未経験から研究職に転職するポイントは以下の7つです。
- 応募書類を作り込む
- 面接対策を徹底する
- とにかく熱意を伝える
- 条件を絞りすぎるのはNG
- 転職エージェントを活用する
- 採用されやすい求人を狙う
- 落とされても諦めない
特に「転職エージェントを活用する」は重要です。
転職エージェントを活用すれば、
- 求人の選び方
- 書類の添削
- 面接対策
をサポートしてくれます。
未経験におすすめの転職エージェントを5つ紹介しているので、チェックしてください。


研究職になるには大学院にいく必要があるのか
研究職に就くためには、必ずしも大学院への進学が必須ではありません。
しかし、多くの研究職は高度な専門知識と技術を求めるため、大学院での研究経験があると有利です。実際、多くの企業では大学院修士卒以上を研究職として採用しているところが多いです。



私の会社も研究職の人は院卒の人が多いですね
とはいえ大学院に行かずとも、業界経験や独自の研究成果を持ってる場合には研究職に就くことも可能です。
つまり、どれだけ専門性と実績を持っているかが重要であり、大学院進学はその一つの手段に過ぎません。
大学院卒の方が研究職になるためにオススメの転職エージェント「アカリクキャリア」があるので、未経験の方はまずこちらの無料登録からはじめてください。
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まとめ
「研究職」は、科学や技術の最前線で新たな知識や技術の創出を目指す重要な職業であり、多くの点で「勝ち組」とされています。
研究職は専門知識や技術が求められ、業界内でも高水準を得られる一方、充実した福利厚生も魅力の一つです。
大学院への進学は有利ですが、必須ではなく、業界経験や研究成果が重視されることもあります。
未経験から研究職に転職したいなら転職エージェントの利用が必須なので、まだ登録されていない方はこの機会に以下の記事から無料登録しましょう。


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